スマイリーマムブログ
"子ども"と"お出かけ"をキーワードにスマイリーマムからいろんな情報を発信していきます。

名前はエイ、ヤー!その4(吉岡パパの子育てエッセイ VOL.16)

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    エッセイが、後残すところ2回で打ち切りだという・・・。なんか悲しいことである。
    実は、まだまだ、エピソードがてんこ盛りで、おもしろい話もたくさんあるのだが、今回は、第4子だけ、名前のエピソードを載せないのは、気が引ける、ということで・・・。

    第4子の出産のとき、分娩室から出てきた医師の第一声が『吉岡さん、すみません!』だった。いったい『すみません!』とは・・・。ドキドキ高鳴る胸の鼓動と、不安。恐怖。
    『吉岡さん、すみません!』に続いた言葉は、『男の子でした!!!』“ふーっ、良かった”
    実は、生まれる直前まで、担当医師からは、『絶対女の子』と聞かされていたのである。

    まあ、ともあれ無事生まれれば、良かった、良かった、である。しかし、困ったのが名前である。またまた、名前。女の子だったら、長女の『すみれ』に引き続き“ひらがなの名前にしよう”と決めていたのである。

    さて、『大成』『大河』とつづく3番目の男の子の名前である。名前は・・・、また『たい(大)』とつづく名前か・・・。
    しかし、あまり『たい**』とつづくと誰を呼んでいるのか、名前の呼び間違いが多くなる気がする。しかしである。連続性も・・・。

    そこで、広く呼びかけてみた。『たい**』という名前でいい名前ないかなぁ???
    すると友人から大いに反響があった。『鯛めし』って言うのはどう?『大漁』は?『太鼓判』って言うのもあるぞ・・・ときた。

    こりゃ、ダメだ。やっぱり自分で考えるか・・・。

    しかし・・・、うーん、やっぱり呼び間違える。“そうだ!『大』の字をどこかに使うことで、統一感を持たせよう”、では、早速、ということで、頭が切り替われば、すぐに思いつく。ピンポーン。大好きな坂本竜馬の竜の字を龍として、『龍大』にしてみよう。
    なんてったって、辰年だし、『龍大』だ!

    さてこれからである。なんて読ませようか。うーん、『りゅうだい』『たつひろ』うーん、とうなって、結局『りゅうた』にした。

    今では、長女9歳 すみれ(愛称 ちゅみ)
    長男6歳 大成(愛称 たいぺい) 
    次男3歳 大河(愛称 がっち・・・たいがっちと呼んでいたら、いつの間にか『がっち』になり、幼稚園でも『がっち』と呼ばれている。)

    三男1歳 (龍大 愛称 りゅうぴぃ)

    以上 吉岡家の子供の紹介でした。
    ・・・いまでは、『たい**』と呼ばれているのは、『たいぺい』事『大成』だけなのでした。

    名前は、エイッ、ヤー その3 タイガー(吉岡パパの子育てエッセイ VOL.15)

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      話は、いきなり第3子の誕生に飛ぶ。第1子『すみれ』第2子『大成』である。第3子は平成10年11月10日に誕生した。誕生の喜びもつかの間、また“名前”である。第3子は男の子だった。生まれてから、『何とかつながり』を考えようじゃないか!と話になった。
      2番目の子は『大成』さてさて、『大』でつながりを持たせるか、『成』でつながりを持たせるか・・・。まぁ、そのくらいしか考え付かなかった。

      “やっぱり男の子は大きくなくっちゃ!”という理由で、『大』がつく名前を探すが、“どーも、赤ちゃんの顔とイメージがマッチしないのである

      そんなある日、仕事でタクシーに乗っていた。タクシーの中って言うのは、運転手と話をするか、沈黙しているかである。たまたま原宿の駅から乗ったタクシーの運転手は、無口。
      そうすると、タクシーの中にある広告物を物色し始める。そんな時である。目に入ったには、五木寛之の書籍の広告、その名も『大河の一滴』。実際には読んだこともない本だったが、“大きな河も一滴から始まる”という語感を覚え、一発で気に入った。

      問題は、『大河』と言う名前が大きすぎないか、と言うことである。しかし、生まれた子は、“おっきかった”のである。名前負けはしないか・・・という不安は、実際には、ほんの一瞬で吹き飛ばされたのである。そのほんの一瞬は、奥さんの一言だった。

      『ねー、平成10年の干支って知ってる?』『知らんなー、なんだ?』『じゃじゃーん、なんと、寅年なの!』『ふーん、それで何??』『トラは、英語で言うと?』『おおおおおーーーーーー、タイガー、タイガー、タイガー』・・・ってなわけで第3子の名前は『大河』となったのである。

      名前は、エイッ、ヤー その2(吉岡パパの子育てエッセイ VOL.14)

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        さてさて、時は平成8年2月の下旬である。我が家に待望の第2子が誕生しようとしている。(誕生に際してのドキドキワクワク話しはこの次)
        第1子に“すみれ”と名前をつけたのは良いが、第2子のことは、まるっきり考えていなかった。つまり、“何とかつながり”を考えずに“すみれ”と名づけたのである。〜雄、〜雄で“雄つながり”とか、3文字のなまえで統一するとか・・・そういうことを考えなかったのである。

        ・ ・・さて、第2子が無事に誕生した。女の子(第1子)に続き、男の子だった。いやはや、嬉しかったですねー。我が家は事前に“男の子なのか女の子なのか”を聞かずに出産を迎えるため、ドキドキワクワクは、大きいのである。

        おっとこのこ〜、おっとこのこ〜♪、と浮かれているのもつかの間、な、な、な、な、な、名前である。また、名前をつけなければならない。こまった〜。うーん。と悩むこと、悩むこと。

        僕自身は3月生まれで、そのために、小学生の高学年になるまで、いろんなことが人より遅かった。鬼ごっこをしても、かけっこをしても人より劣っている。そんなコンプレックスいっぱいの幼少期だった。

        “・・・第2子も2月27日生まれ。これは、僕と同じ道を歩むに違いない”そう思った僕は、“大丈夫、大丈夫、ゆっくり歩けばいい、うんうん、君はゆくゆく大きくなるのだから”などと、勝手にわが子にしゃべりかけていた。その時に、ピッカーンと頭にひらめいた。そういうことを確か4文字熟語で『大器晩成』と言うのではないか!!!

        3月生まれの僕には、2月27日生まれの、この我が子が歩むであろう“THE コンプレックス道”は良くわかる。そんな思いを込めて、第2子の名前は、『大器晩成』から、2文字取って、【晩成】だ! “晩に成る”、いい意味ではないか。あだ名は“晩ちゃん”バーンちゃん!である。すばらしい。一人で悦に入っていると。周りに公言したくなる。

        「2番目の子の名前は、晩成っていうんだぜ!」「どうだ、かっこいいだろう」「あだ名は、バーンちゃん、ってんだぜぃ!」すると、周りの冷静な大人たちから、“バキッ、ボキッ、トーゥ”という言葉がぴったりの返答の嵐、嵐、大吹雪!。

        「晩」はねーだろう、「晩」は!! という言葉をモロに受けて、さすがに大人の入り口まで来ていた僕は考えて、悩んで、、、、。とほほほほ。

        でも、名前に託した思いだけは、この子に伝わって欲しい!『大器晩成』、小さい時はゆっくりでいいよ、1歩ずつ歩けば大丈夫。この思いである。

        『晩』という字がダメになった瞬間に、この4文字からとった名前は、『大成』である。

        今ではとても気に入った名前で、愛してやまない。そんな子も今は小学1年生。『連絡帳はもって帰らない』『先生の話はなーんにも聞かずに外を見ているらしい』『宿題はぜーんぜんやろうとしない』という報告が入ってくる。

        いいーんだ、だって、『大器晩成』の『大成』だから!

        名前は、エイッ、ヤァー!! うーん、パンジーか!?(吉岡パパの子育てエッセイ VOL.13)

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          名前は、エイッ、ヤァー!! うーん、パンジーか!?

          こどもの、名前。こればっかりは、大変である。貧乏も大変だけど、こどもの名づけはこれまた大変。「こどもが大きくなったら・・・」とか、「あだ名はどうなるのかな?」とか、「字画、画数」、はたまた、「まったく名前が思い浮かばん・・・」なんて事態も・・・。

          さて、一人目のこどもの時は、とりあえず、王道にのっとり「字画、画数」からアプローチしてみた。“まずは自分の字画を調べてみよう”と思ったのが、運のつき。
          「吉岡博之」この字画は“最悪”だったのである。そう判明した瞬間、“なーんだ、字画なんて、ぜーんぜん関係ないじゃん。がははははぁ”って事で、字画からのアプローチは、一瞬にして、消えた。その後続く4人目のこどもに至るまで我が家の名づけに「字画、画数」という考え方は、消えたのであった。

          さて、長女の名づけである。こうして「字画、画数」のアプローチが消えた瞬間、僕の頭の中では、“こどもの顔を見ずに、名前をつけるなんて、こどもに失礼だ!”という、名づけ引き伸ばし作戦が展開された。(生まれるまで、あーでもない、こうでもないと考えたんだけど、浮かばなかった。)

          朝方の4時頃、感動的に生を受けた長女の顔を見ても浮かばなかった。感動を引きずって、朝があけてゆく空の下、国道17号をおんぼろ車で走っていた時に、ふと思いついた。

          「そうだ!、(僕が)こどものころから好きだった、花、“すみれ”にしよう!」と決めた。
          野原の中にあって、ひっそりと咲く花、それでいてたくましく仲間を増やしていく花。「これしかない!」と決めた。・・・しかし、父としての心配は続く。

          “・・・この子が“オデブさん”になったらどうしよう・・・。“ “「すみれ」っていう名前でいじめられるんじゃないか・・・。”などと、ちょっとは、心配したのだ。

          しかし、楽観的な僕は、「しょうがない!もし“すみれ”っていう名前で“オデブさん”になったら、“パンジー”っていう名前に変更しよう!」ということで、熟慮した結果、僕の大好きな花の名前、“すみれ”になったのであった。

          次は、第2子の名前、これが、また大変だった・・・・。続く。

          いよいよ第2子!(吉岡パパの子育てエッセイ VOL.12)

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            こどもはたくさん欲しかった。単純にこどもが大好きだから。家族計画なんて練っている暇はなかった。毎日、その日を食べていくのが誠意一杯だったから。でも、こどもを育てるのは大変だとわかってきた。でも、欲しい!!!

            かくして、2人目誕生計画である。もともと、独立したい(サラリーマンにはなりたくなかった。)願望が強い僕は、ちょっとだけ悩んだ。でも、ほんのちょっとだけ。こどもが欲しい、大きな家族がいい、賑やかなのがいい、という願望が先にたったのである。独立するための障害、なんて思いたくなかった。が、確かにぎりぎりで生活している僕らにとって、2人目は考えただけでも大変だった。僕のいいところは、「考えれば大変、でもあまり考えなかった。」ということだろうか。

            2人目の妊娠。1人目のときは、「はじめての妊娠」という本を熟読し、妊娠1ヶ月目の症状は、カクガクシカジカ。3ヶ月目には、こうなって、などと、研究に励んだものだが、2人目はすっかり、安心しきっている。もうすべて、EASY GOINGである。

            しっかし、安心できないのはただひとつ、「お金」である。何で、妊婦の検診は高いのでしょう。ほんと、困りました。しかし、妊婦も2人目は慣れている。1人目の時は、まめにきちんと、産婦人科に通っていたのが、2人目は、「まぁ、いっか」ってなことになってきた。「このまぁ、いっか」が随分家計を助けたものである。(決して、2人目をないがしろにしたとか言うことではないですよ。念のため。)

            ・ ・・数年後の話になるが、この「まぁ、いっか」症候群は、3人目、4人目となるごとに、拍車がかかっていくのである。女性が、強くなる第2歩目である。(第1歩はもちろん、第1子の出産である。)

            第2子目の妊娠と、長女(第1子)の反応の変化、すごく面白い。
            これは、次回にとっておこう。

            男にとっての会社と家庭−その2(吉岡パパの子育てエッセイ VOL.11)

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              ・・次回は、男の心情を掘り下げてみる、と前回のエッセイで書かせていただきました。
              男の心情ってなんだろう?と悩んでいるうちに月日がたってしまいました。(大いなる言い訳です。すみません・・・編集部の皆様)

              さて、1歳になった子どもを目の当たりにして、男は何を思うのだろうか?
              どうやら、女性はおなかの中に子どもがいる時分から『子どもかわいいホルモン』が分泌されるようである。(でも、なんで虐待がおこるのか・・・かなしい) 男は子どもに手をかけていくうちに『子どもかわいいホルモン』が出てくるというのである。子どもが1歳になる頃には『子どもかわいいホルモン』全開なのである。無条件にかわいくてかわいくてしょうがない。・・・しかし、「男の人はたまに子どもと接するからかわいいのよね!」という女性の声も聞こえてくる。

              うーん、そこで問題になるのが、『仕事、会社』である。僕のことを言えば、僕は実は主夫になりたい願望満点であった。しかし、しかし、現実はやはり男を仕事に向かわせる。“大昔の人は狩りに向かい、現代は会社に向かい”である。“会社なんか辞めてやる!”と本気で思っても、次の日は会社に行く。悲しいものである。

              そこで、日常の中の喜びが必要になる。酒、タバコ、麻雀?散歩?・・・恋愛はご法度。うん。いえいえ、子どもの素敵な笑顔です!やっぱりこれが一番。ましてや、「パパぁ」なんていわれた日には、「君の望みは何でもかなえてあげる」という心境になるのである。
              ただし、土曜日の朝だけは違う。土曜日は戦場(会社)で疲れきった体を休めるために眠りたいのである。でも子どもの朝ははやい。そこで「パパぁ」と素敵な笑顔で寝ている身体の上をジャンプされても、ベチベチたたかれても、「かわいい!」とは、思えないのである。(一瞬そう思えないだけですよ。)・・・しかし、ぐっすり眠ってお昼頃起きだしてみる我が子の笑顔はまさに「目に入れても痛くない、鼻の穴の中でもお好きにどうぞ〜」というくらいかわいい。

              かくして、また「男の人はたまに子どもと接するからかわいいのよね!」という女性の声も聞こえてくる。

              繰り返し、繰り返し聞こえてくる・・・。

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              男にとっての会社と家庭(吉岡パパの子育てエッセイ VOL.10)

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                男にとっての会社と家庭 ― その1

                子どもが1歳になったのが、平成6年4月。僕も学生から社会人になったのも同時期。少しずつ、少しずつありふれた家庭へ・・・、良くも悪くも。

                僕が就職したのは、(苦難な就職活動を経て・・・その7家族もちの就職活動参照)ベンチャー企業。ベンチャーは、大変。なぜベンチャーかの理由のひとつに『社員がとっても良く働く』ということがありますよね。だから拡大していく。裏を返すと社員は大変。
                大手企業の休日(土日祝祭日など)は大体120日前後。僕の会社は90日。『げっ、年間30日も多く働くんだ!』しかも“年中無休”が売りの『駅前留学』。土日の出社は当たり前。
                もちろん帰宅時間は毎日11時過ぎ。

                さてさて、意気揚々と社会人1年生。しかし、現実は上記のとおり“大変!!”家に帰ると疲れて疲れて・・・。はじめのうちは、会社のストレス、気持ちなどを家に持ち込みたくなく、帰宅途中の公園へ寄って、一人気分転換をしたり、本屋で立ち読みをしてみたり。

                “一人暮らし”とか、“実家”の場合、どんなに疲れていやな気持ちで家に帰っても、『一人で不機嫌でいること』『疲れた、疲れた、と連呼すること』『一人で勝手に落ち込んで自分の部屋にいること』はまったく自由であった。自分だけの行動ですべて完結してしまっていた。ところが・・・、家族を持って、仮にも大黒柱?亭主?父親?の役割を持った瞬間、そういう行動がとれない。“子どもの世話もちょっとはしなくては”“奥さんとも話をしなくては”“疲れた、と言って寝てしまってはいけないのではないか”など考えるのである。育児が大変なものである、ということを知っているが故に、なかなか、自由を満喫できないのである。

                『こういうことに男は苦しむのである』と断言してもよい。“一人の時間がほしい”“一人の空間がほしい”“ちょっと、ほっといて欲しい“などと言うのはこういうことなのである。

                かくして、女性と男性の意識の差が少しずつ芽生えてくる。
                『俺は会社で大変なんだ!』『私も家事、育児で大変なのよ!』などという会話のはじまりはこういう 事態が少しずつ進行していく過程で起こるのである。

                次回は男の心情、を掘り下げてみる。

                躾(しつけ)って身を美しくと書くけれど・・・(吉岡パパの子育てエッセイ VOL.9)

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                  長女の『盗みみかん』(エッセイその8参照)の次ぎの「むつかし」は歯磨きだった。
                  歯が生えてくる、当たり前のように生えてくるんだけど、我が子の当たり前は、神様からの贈り物の様に感じる。
                  しかし贈り物があれば試練もある。
                  歯磨きっていつからするのか、どの様にするのか・・・。始めての子の場合、全然わからない。こまった、困った。
                   しかしやらねばならぬ、“この子の為”とかなんとか思いながら歯磨きをする。しかし・・・。
                  口に異質物が入ってくるのは、子供にとってはそれなりのアドベンチャーらしい。
                  何しろ嫌がるのである。歯ブラシを投げ飛ばして、泣きわめく。「ンブギャー、ワギャー、ホンギャー」ってな感じである。その上歯ブラシは壁にぶつかって、「バン」である。
                   なんとか歯磨きの練習と思って「歯磨きの歌」を必死に覚えて、テレビを見ながら一緒に歌って、エッサ、ホイサってな感じで親も頑張る。しかし、頑固は親譲りか・・・、この子の性格か・・・。相変わらずの嫌がりよう。
                   そのうち親も嫌になってくる。これが育児ならぬ育自と呼ばれるゆえんか・・・。
                  だんだん意固地になってくる。お題目は“この子の為”実態は“思い通りにならないこどもへの親のエゴ”か、などと悩み始める。
                   さて問題です! 我が家のような「歯磨き大嫌い」なこども(赤ちゃん)に対して対する方法はどちらが正しいでしょうか?

                  1) 1日くらい歯磨きしなくても死にはしないから、それほど嫌がるのならその日はヤメル。
                  (次ぎに確実にできるという保証はないけれど)
                  2) 歯磨きをしないと、虫歯になる。絶対押さえつけてでもするべき。

                  正解はどちらでしょうか? ・・・わからないですよね。我が家も両方試しました。その度に、夫婦で喧嘩、言い合いもしました。でも結局どちらが正しいのか、わかりませんでした。
                   そのうちに、また神様が登場してきます。親が試行錯誤しているうちに、こどもの方が自然に歯磨きに慣れてきちゃったんです。
                  なんとあっけない・・・。あれほどの夫婦の言い合い、口論は一体なんだったのか・・・。それでも、こどもの笑顔が全て救ってくれる。
                  夫婦の価値観をそろえなさいよ、1つのことで色々話し合いなさいよ、という神様からの暗示なのか・・・いやはや、子育ては難しい。
                  歯磨きのみならず、ご飯の食べ方、脱いだ衣服について、様々な論議が我が家に巻き起こっていったのはいうまでもない。
                  身を美しくする。躾。「むつかし」の旅はまだまだ始まったばかりなのだった。

                  盗みみかんの巻き(吉岡パパの子育てエッセイ VOL.8)

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                    こどもの成長は、とても早い。親が貧窮問答歌にあえでいる間に、夏が過ぎ、秋が過ぎた。

                    冷房も無い、じめじめとした環境の中で、涼を得る為にスーパーマーケットに用も無いのに行ったり、ビールの1本も飲めない悔しさを氷水でしのいだりしたことを懐かしむまもなく、秋の夜長。涼しくなったぁ。と言っていたと思ったら、もう冬。

                    冬と言えばみかん。せめてみかんぐらいは食べよう!ということで、5キロ先の特売のみかんを箱で980円で買った。おいしかった〜。その頃には長女は早くも歩き始めていた。
                    8ヶ月のことである。離乳食もドンドン食べ、もはや普通のご飯を食べ始めていたのである。みかんをてべさせてみたところ、バクバク食べる。食べるわ食べるわ・・・。

                    みかんの分け前も気にしなくちゃいけないなぁ・・・などというのが夫婦の会話。分け前が少なくなるからでは決して無い。こどもがみかんを食べ過ぎると下痢をしてしまうと、気づいた僕たちは、こどもに与えるみかんは「1日1つ」とと決めた。

                    「あれ?すみれ(長女)がいない」「どこだ??」・・・ある日の会話のである。どこへでも歩いて行きたがるこの頃のこどもを持つ親の平均的な会話。ちょっと目を離すといつの間にやらどこかへ行ってしまう。ちょうどその日も部屋でテレビを見ていると、いつのまにか、視界からいなくなっていたのである。

                    「どこだ?」「その辺にいるよ」「でも・・・」などと話していると、やはり不安になってくる。「よっしゃ、多分あっちの部屋だと思うけど、見てくるわ」と言って、行ってみたけどいない。「あれれれ???」「どこだ?」と夫婦でトイレお風呂場へ・・・。

                    すると、お風呂場で背中を向けて立っているではないか。「あー、良かった」とほっとしたのもつかの間。くるっと振り向いたすみれ(長女)は、手にみかんを持っている!!
                    なんと、みかんが食べたい一心で、(見つかると食べさせてくれないのを知っていて)みかんをこっそり食べようとしたらしい。
                    ところが、みかんの皮をむけるわけも無く、皮ごとかぶりついているではないか!!

                    さすがにびっくりした。同時に、「うーん、子育てはむつかし、むつかし」と話し合った瞬間だった。その後も様々な事件が待ちうけているとは知らない親の初めての「むつかし」の瞬間だった。

                    家族持ちの就職活動(吉岡パパの子育てエッセイ VOL.7)

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                      世の中、理不尽なことが多いものである。学生結婚で起こりうる障害(?)に貧乏のほかに就職活動まで入るとは思わなかった。

                      春が過ぎ、だんだん暑くなってくる季節に大学生は一斉に就職活動をはじめる。スーツ姿もさっそうと、希望と夢と義務感にかられながら、社会に飛び出して行くための活動をはじめる。はじめての社会との接点(アルバイトを除く)である。

                      平成5年は、バブルがはじけて、不況の真っ只中。はじめて社会の厳しさに触れて、落ち込む学生が多かった。僕は特にひどかった。何がひどかったかというと、「家族持ちだから」という理由で、セミナーにさえ出ることのできない会社が多発したのである。おそらく、「家族手当を出さなくてはいけない」「転勤に出しづらい」「変ったやつ?」という理由だと思う。無事、セミナーを終え、面接になったとしても、必ず「家族持ち」ということがテーマで、僕自身のことを聞いてくれる会社はなかった。

                      大体、多くの会社セミナーは東京で開かれる。僕は群馬県高崎市に住んでいたので、セミナーに出るということは、1日つぶれることを意味する。家で奥さんとこどもが口をあけて待っている。働かなければ!!!(食うべからず)。・・・が、セミナー、面接に行かなければ、就職できない!!!!(路頭に迷う)。1日大体1万5千円くらいアルバイトで稼いで何とか、学生と生活を両立していた。ところが、高崎から東京まで行って帰ってくるだけで、普通電車(鈍行)に乗って片道2時間半、往復5時間、電車賃5千円という状態であった。普段働いていれば、プラス1万5千円。就職活動をするとマイナス5千円。差し引き、我が家には2万円の打撃を受けるわけである・・・。

                      そして、運良くセミナー、面接に行っても話題は「家族のこと」。よっぽど、「就職活動期間だけ、籍を抜いて独身になって、内定もらってからまた籍を入れようか!」と思ったくらいである。学生結婚しただけで・・・。家族を持っているというだけで・・・。とつぶやいていた。

                      運良く、ほぼ公務員的なNHKと、ベンチャー企業発展ど真ん中のNOVAだけに受かることができた。・・・さすがのNOVAも家族持ち、薄給(多忙)ということもあって、最後は異例の社長面接だった。でも、僕をしっかり見てくれたということに感謝します。うれしかったなぁ。家族がいるから、NHKのような年功序列的な給与の上がり方では対応できないし、元々独立願望が強かった僕は迷わずNOVAへ就職。

                      しかし、NOVAに受かるために、6回も東京に行った。その他にもたくさん行ったので、我が家の貧窮問答歌は歌われつづけることになった。しかし、今思えば、「学生結婚で家族がいるから」という理由で、セミナーにさえ出ることを拒否された会社に就職しなくて良かった。(しかし、当時は精神的に大きなダメージと語り尽くせぬ不安にさいなまれたものである。)

                      NOVAに本当に感謝する。しかし、この頃はNOVAがどれだけ薄給で多忙か、ということは想像だにしていなかった。(誤解のないように、NOVAは実力主義で頑張ればお給料もポジションも上がる会社です。今の僕があるのも、NOVAがあったからといっても過言ではありません。)・・・しかし、入社当時は薄給だったなぁ・・・。

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