スマイリーマムブログ
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名前は、エイッ、ヤー その2(吉岡パパの子育てエッセイ VOL.14)

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    さてさて、時は平成8年2月の下旬である。我が家に待望の第2子が誕生しようとしている。(誕生に際してのドキドキワクワク話しはこの次)
    第1子に“すみれ”と名前をつけたのは良いが、第2子のことは、まるっきり考えていなかった。つまり、“何とかつながり”を考えずに“すみれ”と名づけたのである。〜雄、〜雄で“雄つながり”とか、3文字のなまえで統一するとか・・・そういうことを考えなかったのである。

    ・ ・・さて、第2子が無事に誕生した。女の子(第1子)に続き、男の子だった。いやはや、嬉しかったですねー。我が家は事前に“男の子なのか女の子なのか”を聞かずに出産を迎えるため、ドキドキワクワクは、大きいのである。

    おっとこのこ〜、おっとこのこ〜♪、と浮かれているのもつかの間、な、な、な、な、な、名前である。また、名前をつけなければならない。こまった〜。うーん。と悩むこと、悩むこと。

    僕自身は3月生まれで、そのために、小学生の高学年になるまで、いろんなことが人より遅かった。鬼ごっこをしても、かけっこをしても人より劣っている。そんなコンプレックスいっぱいの幼少期だった。

    “・・・第2子も2月27日生まれ。これは、僕と同じ道を歩むに違いない”そう思った僕は、“大丈夫、大丈夫、ゆっくり歩けばいい、うんうん、君はゆくゆく大きくなるのだから”などと、勝手にわが子にしゃべりかけていた。その時に、ピッカーンと頭にひらめいた。そういうことを確か4文字熟語で『大器晩成』と言うのではないか!!!

    3月生まれの僕には、2月27日生まれの、この我が子が歩むであろう“THE コンプレックス道”は良くわかる。そんな思いを込めて、第2子の名前は、『大器晩成』から、2文字取って、【晩成】だ! “晩に成る”、いい意味ではないか。あだ名は“晩ちゃん”バーンちゃん!である。すばらしい。一人で悦に入っていると。周りに公言したくなる。

    「2番目の子の名前は、晩成っていうんだぜ!」「どうだ、かっこいいだろう」「あだ名は、バーンちゃん、ってんだぜぃ!」すると、周りの冷静な大人たちから、“バキッ、ボキッ、トーゥ”という言葉がぴったりの返答の嵐、嵐、大吹雪!。

    「晩」はねーだろう、「晩」は!! という言葉をモロに受けて、さすがに大人の入り口まで来ていた僕は考えて、悩んで、、、、。とほほほほ。

    でも、名前に託した思いだけは、この子に伝わって欲しい!『大器晩成』、小さい時はゆっくりでいいよ、1歩ずつ歩けば大丈夫。この思いである。

    『晩』という字がダメになった瞬間に、この4文字からとった名前は、『大成』である。

    今ではとても気に入った名前で、愛してやまない。そんな子も今は小学1年生。『連絡帳はもって帰らない』『先生の話はなーんにも聞かずに外を見ているらしい』『宿題はぜーんぜんやろうとしない』という報告が入ってくる。

    いいーんだ、だって、『大器晩成』の『大成』だから!

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